【メキシコ恐怖の実体験】人生初の鼻血と根性焼き

メキシコ

Hey guys, it’s Pika!
こんにちはぴかです!

メキシコという国はご存知でしょうが、どんな面白くて刺激的な国か、実体験を元に紹介したいと思います。

メキシコは今までに2回行きました。
観光となるとカンクンとかのイメージが強いメキシコですが、私が行ったのは、
1回目はサンフェリペという、メキシコ人にもどこそれ?と言われるなぜわざわざチョイスしたかわからない街。
2回目はピースボートで寄ったマンサニージョという港町です。

今回は1回目に行ったサンフェリペでの思い出を書きます。



生首落ちてると脅されながら出発

アメリカ留学中には、休みの度にどこか観光に行きました。

当時留学していた都市リバーサイド(カリフォルニア)から南に下れば、メキシコ国境のティファナまで車で約2時間。

ティファナにさえ行ったことないのに、何を思ったのかさらに4時間先のサンフェリペというマイナー都市へ行こうということで全員合意。
まぁ正直行ければどこでもいいと思っている人の集まりでした。

ティファナを通るということで、当時のホストファミリーからは大反対されました。
戦争後の死体とか生首とかがゴロゴロ落ちているとても治安の悪い街だと脅され、流石に生首は見たくないなと思いながらも、ちょっとでもビビったら行かせてもらえない。

心配してくれるホストファミリーにワクワクでいっぱいの表情を見せつけ、いざ出発!

予想外の入国

生首の忠告を受けたのにも関わらず、余裕ぶっこいて車内で爆睡。

夜中の道中でした。

ちょっとやそっとの地震や大声じゃ起きない私が、急ブレーキの衝撃で目が覚めました。

発展途上国でよく出くわすガッタガタの道を、街灯一つなく真っ暗な中、7時間。

途中で行き止まりにぶち当たったようです。
にも関わらず、フランス人のドライバーが結構なスピードで進んで行くので、生首よりはるかに怖かった。笑

満点の星空は信じられないほど綺麗でした。

↑※ただのダウンロードした写真

フランス人が「もうすぐ国境越すよ」と教えてくれました。

フロントライトで照らされた部分以外、正直全く見えないですが、
国境を車で渡ることは日本ではできないし、
ウェルカムパーティーのようなものが待っていると勝手に期待を抱き、
国境越えを待ち構えていました。

「ガッタン」

あ、国境越えたみたい。笑

本当になんっっっにもなし。

パスポートは?
税関は?
「ようこそメキシコへ」って横断幕は?

ガタンと鳴る板みたいなのを踏んで、あっけなくメキシコに入りました。

ちなみに視界は真っ暗。

国境越えの思い出は、何も見えずガッタンと音が鳴ったということのみ。

※その後ちょっと進むとアーミーっぽい格好の人たちに車内検査をされました。



ストロベリーと言えたらヒーロー

いとも簡単に入国したはいいものの、目的地も道中も観光地じゃない為、英語が全く通じない。
日本だって英語通じないって散々言われる国ですが、単語でウォーターとかストロベリーとかソルトとか言われたらさすがにわかる。

途中アイスクリーム屋さんを見つけ、車から降りて買いに行きました。

写真が付いてない上に、スペイン語で書かれたメニュー。

店員のおばさん2人に英語で説明してとお願いすると、2人で知識を振り絞りながら、
メニューの上から順番に、英語にしようと試みてくれました。

結果、実際英語になった単語はゼロ。

ちょっと待ってと裏から若い女の子を呼んできて、ついには3人掛かりで頑張ってくれました。

若い女の子は、スペイン語のメニューを指して

「Esto es(これは)、、、、、Strawberry(ストロベリー)」

他の従業員は「おおーっ!!!」と尊敬の眼差しで女の子を見る。

上から順番にじゃあこれは?と聞いていくと、その度
「えーっと、、、クッキー」
「おおーっ!!!」

「、、、バナナ」
「すげー!!!」

なるほど、この街ではこのレベルの英単語を知っていればヒーローになれるのか。

逆に向こうからしたら、「アメリカから来たならそのぐらいのスペイン語知っとけよ」ってかんじですよね。ごめんなさい。

人生初の鼻血

小学校の時とかよく、授業中に鼻血を出す人がいましたが、生まれて21年、鼻血というものを一回も出したことがありませんでした。
理由はわかりませんが「鼻が強いから」と勝手に決めつけています。

そんな鼻が強い私も、メキシコで人生初の鼻血を経験しました。
あれから6年経ちましたが、それ以降も一度も出ていません。

〜人生で一度きりの鼻血(今のとこ)〜

ビーチへ行くと、バナナボートに乗った男の人が話しかけて来ました。

聞くと、バナナボートに乗らないかということ。
なんと衝撃の安さ、5ドルで!!!!!
(1人5ドルではなくみんなで5ドル。500円。さすが観光地じゃないだけある!)

やったことないことは全部やろう!という考えだったので、乗ったことのないバナナボートにも迷わず乗りました。

乗ったはいいものの、荒い海で揺れる、揺れる。
というか、楽しませるために私たちを振り落とそうとしてくれているのであって、アクティビティ中に計5回くらい強制的に振り落とされました。

メキシコの海、信じられないくらいしょっぱい。

同じく振り落とされた仲間たちがライフジャケット越しに
「しょっぱい!しょっぱい!」
と言っている光景が今でも脳裏にしっかりと焼き付いています。

しかも、水泳は大の苦手。

2回目に振り落とされた時には、死への恐怖さえ感じました。

この感じはまた来る!と、
3回目に振り落とされる時には構えすぎて、
ひっくり返るボートに抵抗し、
手すり?(掴むところ)をギュッと握ったままひっくり返りました。

もちろんボートと一緒に起き上がれるはずはなく、
靴に付いた虫が振り落とされるように、
再びしょっぱい海中へ。

必死に息を止め上に上がろうとすると、信じられない衝撃が走りました。

何か巨大な鉄のようなものが、
「ガンッッッ!!!」
とすごい勢いで鼻に激突。

衝撃の痛さ、海中で何が起こったかさっぱりわからないけど、今の瞬間で別の国に移動しても不思議じゃないくらいの衝撃でした。

「これはなんか本当にやばいかも」
と思いながら水面に出ると、友達6人がこっちを見て、

「わはははは!」と爆笑。

そして、私の顔面にパシャパシャと塩辛い水をかけてくる。

「鼻血、鼻血!」

人生初の鼻血。

バナナボートの先端についている鉄の塊に当たったと記憶してますが、今思えば、はてバナナボートの先端に鉄なんてついてるかな?

運転手のボートに引かれた説濃厚。笑

どっちにしても、鉄のハンマーで殴られたような感覚でした。

いやいやいや、ここまでしないと出ないんか、私の鼻血は。笑

それにしても、当たった場所が「最強の鼻」で本当に良かった。
てか鼻血程度で本当によかった。
てっきり人生変わったかと思ったわ。

聞くと、手すりをねばって掴んでいたのがよくなかったらしい。

落とされるときは早めに海に身を投げ出して、ボートから遠いところに落ちないと。って。

そんなアドバイスをもらいましたが、その後2回くらいの振り落としは、運転手の横で落ちずに座らせてもらいました。



不本意な根性焼き

根性焼きも、メキシコにて人生で初めて経験しました。(しようと思って意を決した訳ではありません。笑)

泊まっていたホテルからタクシーで数分の、クラブのようなバーのようなお店に飲みに出かけた時のこと。

メキシコで飲むと言ったら、やっぱテキーラっしょ!と、到着した途端にテキーラを一気飲み。
その後もとりあえず飲んで踊って飲んで踊って、言うまでもなく全員ベロベロ状態。

あまり記憶にありませんが写真を見る限り、かなり楽しかったようです。笑

で、「はい帰るよー!」とみんなでタクシーを捕まえてホテルに戻る。

ちゃんとその日のうちにお風呂に入って、次の日の朝目覚めました。

建築家のセンスを疑うような全面ミラーのトイレに入り、360度クリアに見える便座に座る自分と対面すると、

「ん?なんだこれ?」

右の二の腕辺りにタバコサイズの赤い穴がありました。

「そういえば、寝てる時もお風呂でも、なんか右腕痛かったな」

酔いで痛さも気になりませんでしたが、今思えばずっと痛かった!

え、これは、、、

そして昨夜の記憶が蘇ってきました。

「はい帰るよー!」となって出口に向かっている途中、テーブルで飲んでいた男性2人組に「イェーイ!」と声をかけられ、ハイファイブぐらいのノリで右腕に根性焼きされたわ!!!

いやいやいや普通に痛いから!

ヤンキーか、メキシコ人は。

意識不明の男の子発見

昨夜ベロベロになったにも関わらずこの日は早起きし、ホテルで完全ダウンしている組を置いて4人で山登りに行きました。

山へ向かうと、何やら人がガヤガヤしていて、今は山に登ってはいけないと言う。

何事だろう?

そうは言っても山登りのチャンスは今しかない。

君らがダメでも、うちらは行くよ!

言われた横から堂々と忠告を無視し、山に登り始めました。(よい子は絶対マネしないでね)

少し高いところから見下ろすと、事件の真相が発覚。

ビーチに男の子が倒れている。

どうやら意識不明のよう。

そのビーチも立ち入り禁止になっているようで、広いビーチには男の子だけでした。

「もうすぐ救急車が来るのだろう」

そう思い、何もできることのない私たちは山へ向かいました。

1-2時間して戻って来ると、驚くべき光景を目撃。

なんと、ビーチには男の子が、出発の時と全く変わらず倒れているではありませんか。

先進国出身の私たちはさすがに心配になり、しばらく上からビーチを見下ろしていると、やっと救急車?が来たようです。

なんだあの宇宙服は、、、

しかも、一歩一歩がめちゃ遅い。

のっそのっそと男の子に近づき、

持って来た板に男の子を乗せ、

病院に運ぶのかと思ったらなんとビーチの上の道路で男の子を降ろした!!!(運んだ距離わずか80mくらい)

そして、シューッッッ!!!と消防車みたいなホースで勢いよく男の子に水をかけた!!!

もう、目が点。 

男の子、大丈夫、、、?

そしてさらに驚くことに、水をかけた瞬間、男の子は目を冷ましたように立ち上がり、体中の水を振り払い、「ありがと!もう大丈夫!」と言わんばかりに復活し、帰って行った。

それで治るんかーーーーーーー

その水かける作業、2時間も待つ必要あった?笑

たくましいなー、メキシコ人は。

冤罪(えんざい)で銅像を弁償

どこからどう見ても観光客の私たちは、何かとお金を取ろうとされる。
お釣りをごまかされたり、値段を高く言われたりするので、その都度しっかり確認して、違ったら怒るということを繰り返さないといけません。

その程度だったらサッとかわせるのですが、最終日にホテルから出る時、門のところでレンタカーを止められ、門番が言った。

「昨日の門番が、君たちの車がこの銅像にぶつかって壊したのを見たって言ってるぞ。これは高い銅像だから、弁償してもらわないと。」

これはさすがに、キレた。笑

キレている私たちを見て門番は、180度態度を変えて「ソーリーソーリー」とヘラヘラしていました。

気の弱そうなアジア人ならいけると思っているのは、それで実際に払ってしまう人がいるから。

もし英語や現地の言葉ができなかったら、
日本語でもいいのでキレてるところを見せましょう。
ある程度抵抗できる奴だと分かれば、向こうもあっさり諦めます。
(命の危険を犯してまで払うなとは言いません。その辺は臨機応変に、、、)

予想外の出国

あー今回も刺激的な旅だった!
満足げにメキシコからアメリカへと帰る時、国境付近で大渋滞

入国時は驚く程なーんにもなかったのに、
出国となれば超厳しい。

メキシコからアメリカへの不法移民をできるだけ減らすべく、
長々と質問され、厳重にチェックされます。

その渋滞をいいことに、現地のお土産売りがウジャウジャといて、動いている車に「買って買って」と必死に訴えかけ、フロントガラスに商品を勝手に貼り付けたり、窓をノックして来たり。笑

本当に、その熱量には感動!でもそこまでされると怖くて窓開けれない笑

それでもフランス人の友達は、急に車から降り、通り過ぎたお店に徒歩で戻って行って、陶器みたいなのを買っていました。

帰国後の悲劇

そんなこんなで無事帰国し、そのままの足で学校へ戻りました。
次の日の授業中は、交代でトイレにこもりました。

原因はハッキリとはわからないけど、シュリンプカクテルという海鮮の料理があたったか、バナナボートで落ちた時に海のバクテリアを飲み込んだか、なんにしろ、7人中6人が酷い下痢でした。
(唯一の生き残りは、往復12時間も運転してくれ、ベロベロのみんなを解放してくれ、山にも登りに行った素晴らしいフランス人)

adoproducciones / Pixabay


↑シュリンプカクテル(めちゃめちゃおいしい)

まとめ

メキシコからアメリカへの不法移民がたくさんいる為、
メキシコ→アメリカへの入国はものすごく厳しく、
逆にアメリカ→メキシコへは気付かないうちにでも入れそうです。

うっかりメキシコに入ってしまって、アメリカに戻れない、、、
なんてことないように気をつけましょう。

短期間でいろんな非日常を味わえて、個人的にはすごく楽しかったです。
ずっと住んでいればたくましくなりそうだし、非日常をいっぱい感じたい人にはオススメです。

ただ、バナナボートだけは、もう一生乗らない。笑

今日の名言
“The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes” by Marcel Proust
「発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ」 by マルセル・プルースト

Alright, everyone. Thank you very much for checking out my blog, and see you in the next one. Byeeeeeeeeeeeeeee

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